タスクルの意味

「天は自ら助くる者を助く」とういことわざがあります。「他人のせいにすることなく、自ら努力を惜しまず、正しい方向で努力するものには天の助けが入り、幸福になれる」というような意味になるかと思います。サミュエル・スマイルズという英国の作家の言葉で「自助論」という書物の中で書かれています。この自助論は明治維新後に「西国立志編」として翻訳され、福沢諭吉の「学問のすすめ」と共に、当時、日本の近代化を志す青年たちを中心広く親しまれました。「西国立志編」は明治の終わりごろまでに100万部以上を売り上げ、当時の人口や教育環境を考えれば、実に多くの青年達が指針にした内容ともいえるでしょう。この自助努力の精神はその後の大正から戦中戦後、さらに高度成長の時代へと日本の成長に大きく貢献したとも考えられます。現代は高度に発展した通信環境・WEB環境から膨大な情報を個人の立場でも簡単に得る事ができますが、逆に何が本当に必要な情報なのか、大海にこぎ出る小舟のもつ不安な立場が現代の情報化社会かもしれません。それでも、私たちは、常に自己を研鑽し努力を続けることの意味には普遍的な価値があると信じるものです。「たすくる」とは自ら努力し学びを続け、技術を磨く努力を続ける人達の集団として名付けました。努力の結果の幸福を